京都・大阪は国内観光や海外の方にも人気な都市です。
東京から公共の交通手段は、
飛行機・新幹線・高速バスの3つがあります。
新幹線だと東京~大阪間は2時間半、料金は13,870円と往復で27,740円交通費だけで3万円弱かかってしまいます。しかし、時間的な部分で見たら一番早くてラクな交通手段といえます。
飛行機は空港までの移動・搭乗手続きの手間や料金を考えたら、やはり新幹線の方が安くて便利だと思います。
長距離高速バスは東京~大阪間片道9時間かかりますが往復でも1万円前後~と時間に余裕がある方でしたら最も安い交通手段になります。しかし、9時間という移動時間の問題で料金は気になるけどやはり新幹線にしてしまおうと考える方もいるかと思います。
そこで、今回は実際に長距離高速バスを利用したバス内の様子や乗り心地時間の過ごし方などをご紹介していきたいと思います。
Contents
路線図・停留場所・時刻表
まずこのバスの基本情報、長旅約9時間524キロの路線図はこのようになっています。
そのうち18か所の停留所があり休憩は1時間半~2時間ほどの間隔で3回、ドライバーの交代が1回入ります。
休憩場所や時間は足柄サービスエリア(20分)・浜名湖サービスエリア(15分)・甲南パーキング(30分)になりますが道路の渋滞や交通状況により休憩時間が前後することもあります。
ココに注意
休憩場所ごとに休憩後の出発時刻をバス前方のウインドガラス付近に貼りだしているので確認してからバスを離れましょう!
ちなみに、各休憩後出発前の人数確認は行わない為あらかじめ注意の紙が渡されます。
休憩場所のSA・PAは長距離移動のリフレッシュに最適
長距離移動でも苦にならなかった理由の1つは、サービスエリアやパーキングエリアでの休憩でとても息抜きができたからだと思います。
休憩は、足柄SA(20分)・浜名湖SA(15分)・甲南PA(30分)の3か所です。
それぞれご当地ならではのものが売っていたり、浜名湖SAからは浜名湖が一望できとても気持ちよかったです。
休憩時間はそれぞれ異なりますが、少し外に出て体を伸ばしてみたりお店を見て回ってご当地土産やお弁当を購入し車内で楽しんだりと旅行気分が盛り上げられました。
長距離高速バス内の設備は⁈
長距離高速バス利用の際気になるのが社内設備や座席の様子です。長時間のバス移動になるので車内設備や座席は快適に過ごせるか一番の決め手だと思います。
今回利用した東海道昼特急9号は2階建ての3列(2+1)シートのバスになります。
車内設備
- トイレ
- コンセント
- ひざ掛け
中央の出入り口入ってすぐ目の前にお手洗い右手に2階への階段があります。
今回私が予約したのが2階の9Cという座席です。
1列席でカーテンの仕切りが付いている隣が通路の座席なります。
座席と座席の間はすべてカーテンで仕切れるようになっているので長時間の移動でもプライベート空間を確保できます。
厚めのヘッドレストと大判のひざ掛けがあります。
リクライニングの角度は、最大この程度ですが画像を見てもらえば分かる通りかなり後ろの方のスペースを圧迫してしまうようになるのでここまで倒しての使用はできませんでした。
ひじ掛けの下に1つコンセントが付いていいます。
座席の広さは162㎝の私が足を延ばしてこのような感じの広さです。女性の私には十分なスペースでしたが、隣の男性の方は足を組んだりすると少し窮屈そうに感じました。
折り畳み式のフットレストと足元にドリンクホルダーがあります。
上部にフックと手元用ライトエアコンも完備されています。
車内設備はこのような感じになっており、スペースとしては女性には快適ですが男性の方は体格にもよりますが少し窮屈だと思いました。リクライニングも後ろの方がいる場合あまり倒せないのでぐっすり長時間睡眠をとるには向かないのかもしれません。
車内のトイレは男性にはキツイ⁈
長距離高速バス利用ではトイレも気になりますよね⁈1時間半~2時間程の間隔で休憩があるのでSAやPAで済ませればいいですが、渋滞時や体調がすぐれない場合はバス内のトイレを使うしかありません。
実際のトイレの様子がこちらです。
162㎝の私が座ってドアにギリギリ膝が当たらないぐらいで天井の高さは少しかがまないと頭が天井についてしまう感じでした。
女性の私でも窮屈な広さだったので男性や体格の大きい方ですと不便な広さです。実際利用している人もほぼ見なかったので、緊急時用として考え各休憩場所で済ませておくのがいいと思います。
おすすめの座席はここ!
今回私は乗車日の1か月前ぐらいに予約しましたが、すでに空いている座席が6~7席程しかなくその中でも快適そうな座席を選んでみました。
私の座席を決める時の条件
- 1列シート
お手洗いや休憩時の出入りが隣の方を気にしないで動ける
- 1番前
一番前の座席は足元のスペースが広い
- 1番後ろ
リクライニングを後ろの方を気にせず倒せる
- 空間が少しでも広い席
階段前の席は他の座席よりスペースが少し狭い
この条件を考慮して残っている座席から選んだのが9Cの座席です。
9Cの座席は2階席階段上がってすぐの座席になります。
写真で分かるように階段前の座席は他の座席よりも足元のスペースが少し狭くなっているのであまりおすすめできません。
おすすめの座席はズバリ
- 1列シート座席
1列シート座席でも特に出入口・トイレに近い階段そばの座席か、リクライニングを気にせず倒せる1番後ろがおススメです!
- 1・2階の最前列
1番前の座席は足元が他の座席より広く目の前が全面フロントガラスになるので景色を楽しめます。しかし眠りたい方にとっては明るすぎてしまうかもしれませんので個人の好みになります。
乗車券購入は事前にネット予約からネット決済がお得!
乗車券の購入は事前の予約が無くても可能です。しかし、ご希望の座席を指定したい場合や確実にそのバスに乗りたい方は事前の予約購入をおすすめします。
実際私は乗車日の1ヶ月前ぐらいに予約しましたが、38席ある座席が5~6席ほどしか空いておらずたまたま希望の座席が1つ空いていたので予約できましたが予約なしでは当日満席になってしまっている場合もあるので確実なのは事前購入です。
乗車券の基本料金は時期や区間にもよりますが
片道4,900~8,000円
特割・ネット割運賃で
片道3,900~7,500円になります。
乗車券の購入方法は、
- 高速バスネット
- きっぷ売り場
- コンビニエンスストア
- 電話予約
色々な購入方法がありますが、
おススメの購入方法はネット予約からのネット決済が一番お得かと思います。
高速バスネットから予約するには会員登録しないとネット割が適用されないので、登録の手間はありまがそれよりメリットが多いので高速バスネットから会員登録してからの予約購入がおススメです。
おすすめポイント
- ネット割引
- 座席表を見ながら座席を選択
- モバイル乗車券も発行
- 予約確認・変更・取り消しもネットで可能
窓口やコンビニで事前に発券しなくてもこのようなモバイル乗車券で乗車できるので便利です。
まとめ
9時間という移動時間を考えると実際時間のロスにはなりますが、スケジュールや時間に余裕がある方でしたらこの長距離高速バス利用はおすすめできると思います。
長距離移動でもできるだけ苦にならないようなバスの設備と途中の休憩、何より料金が新幹線の半分程で抑えられるという安さが魅力だと思います。
ぜひ京都・大阪旅行の際には長距離高速バスでの旅をお考え頂けたらと思います。