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マレーシア移住・旅行の前に知っておきたい宗教上の注意点!

日本人に人気の移住先として話題のマレーシア、近年旅行や移住で訪れる方も多いかと思います。しかし、日本人に人気な話題の国とは言え、まだまだ「マレーシアってどんな国?」と聞いても一言で表現しずらかったりイメージがフワッとしているような認識な方が多いと思います。

実際に私は、海外移住やマレーシアと言う国に興味があるので知ろうとしますが周りの知人友人にマレーシアの話題を出しても、「そもそもどこにあるの⁈」なんて質問から始まります。

マレーシアは、アジアの中でも珍しい他民族・多宗教国家です。

日本ではそれほど厳しい宗教上の決まりもなく海外の旅行者の方も、特別日本の宗教を気にして来る方は少ないと思いますが他民族・多宗教国家のマレーシアでは日本とは勝手が違います。それぞれの民族が宗教上の教えを固く守って生活しているマレーシアの方々へのマナーとして、また現地でスムーズな滞在や移住ができるように最低限の知識は必要不可欠です。

 

興味がありこれから旅行や移住をお考えの方にまずマレーシアという国の特色、宗教上気を付けたい事などを知ってもらえるようにこのサイトでご紹介したいと思います。

歴史から知る他民族国家のルーツ!

そもそもなぜマレーシアは他民族国家なのかという疑問がわきますよね⁈それは歴史から知ることができます。

マレーシアはかつてイギリスの植民地であり、その当時イギリスはインドや中国から多数の労働者をマレーシアに連れてきました。商売上手な中華系移民と現地マレーシア人の経済格差が表面化し1950年代イギリスから独立した後、華人とマレー人の対立が深くなりました。インド系の方達はあまり目立たず、単純労働者としての位置づけで見られる場合が多いようです。

今マレーシアの国の構図としては、【政治はマレー人・経済は華人】というようになっています。

このようにして、今ではダイバーシティー(多様性)としてアジアの中でも珍しい他民族・多宗教国家になり、一つの文化や宗教に統一するのではなくそれぞれが独立し融合しあう社会になり世界の中でも稀な国家となったのです。

他民族国家マレーシアの宗教とは⁈

マレーシアの民族構成は、マレー系67%・中国系25%・インド系7%・その他1%です。国教はイスラム教ですが、他に仏教・ヒンズー教・キリスト教などがあります。では、国教であるイスラム教とはどのような宗教なのでしょうか。

 

国の大半を占めるイスラム教ってどんな宗教?

マレーシアの国教であるイスラム教はマレー系67%と国の大半を占めます。イスラム教という宗教があるのは知っていますが、どんな宗教なのか知っている方は少ないかと思います。

私も今回マレーシアに1ヶ月滞在する中でイスラム教の戒律を詳しく知りました。まずはイスラム教徒の方たちをムスリムと呼び、イスラム教の基本は六信五行と呼ばれる信仰内容と神への奉仕行為を簡潔な箇条としたものがありムスリムはその信仰行為を行う必要があります。

六信とは、6つの信仰の基礎です。

  1. 唯一信(アッラーフ)アッラー以外に神はいないと信じる。
  2. 天使の存在(マラーイカ)アッラーの命令を忠実に実行する天使の存在を信じる。
  3. 啓典(キターブ)アッラーから預言者に下された様々な教典を信じる。
  4. 使徒(ラスール)アッラーから送られた預言者の存在を信じる。
  5. 死後の世界(アヒーラ)死後の世界の存在を信じる。
  6. 定命(カダル)運命はアッラーの定めた天命と信じる。

 

そして五行とは、5つの行動の基礎です。

  1. 信仰告白(シャハーダ)アッラーを唯一の神として信仰する
  2. 礼拝(サラート)1日5回メッカの方向にお祈りをする
  3. 喜捨(ザカート)貧しい者に施しをする
  4. 断食(サウム)ラマダン月の日中の飲食をしない
  5. 巡礼(ハッジ)聖地メッカに巡礼をする

5行はイスラム教徒(ムスリム)の方の生活の基礎なので、旅行者や移住者が普通に生活していてもこの行動を目にする機会が多いです。私が滞在していたコンドミニアムにもお祈りをする部屋が施設内にあったり、お祈りの時間にはアザーンという呼びかけの音が鳴っていたりと国教のイスラム教を感じやすいと思います。

 

ハラム・ハラルとは何なのか⁈

イスラム教について調べていると必ず出てくる言葉が【ハラム・ハラル】です。

 

イスラム教では、イスラム教の教えにより許されるものを【ハラル(ハラール)】と言い、反対に禁じられているものを【ハラム(ハラーム)】と言います。

 

物や行動全般にわたる考え方で、嘘をついたり他人の物を盗んだりまた豚肉やアルコールを飲む事がハラム(禁じられているもの)にあたります。

 

それ以外のハラム(禁じられているもの)ではない物や行動がハラル(許されるもの)になります。

食べ物に関しての細かな厳しい戒律を知ろう!

イスラム教のハラル・ハラムの戒律で有名なのが、食べ物に関してです。【食べていいもの・いけないもの】が細かく定められています。

 

食べていいとされているものを「ハラルフード」と呼び、逆に食べてはいけないものを「ハラム」や「ノンハラル」と言い、全面的に禁じられているのが【豚肉・アルコール】です。

特に豚肉については豚は不浄なものとされています。なので一切体内に入れてはいけなく厳しく禁じられ、豚から派生したすべてのもの及び豚と接触した食品すべてNGです。

同じイスラム教徒でも、国・宗派・地域・個人によって解釈や信仰する度合いに差はありますが、

例えば、豚のエキスが入った調味料や出汁の入ったスープ・加工食品・缶詰・なども口にしてはいけませんし触れることも禁じられています。豚を運んだトラックや豚を入れた冷蔵庫で保管された食材、豚が配合されている餌を食べた家畜、豚由来のたんぱく質や酵素の使われている医薬品化粧品などすべてNGです。

アルコールは酔った時の弊害が大きいとゆう理由から、飲料としては全面的に禁忌とされています。消毒用アルコールや発酵過程でアルコールが自然に産生される醤油やみりんなどの調味料もNGです。

女性は肌を見せてはいけない

イスラム教では、女性は肌を隠さなければいけないという戒律があります。女性は、顔と手以外を隠し、近親者以外には目立たないようにしなければなりません。その理由は、イスラム教における倫理は「人間は弱いものだ」という前提からきています。

人間は、意思が弱いので女性の肌の露出で男性の理性を崩壊させてしまいそこから性的暴力につながる事を危惧しています。婚前の性交渉についても戒律があり、それを厳守するためにも女性は肌を隠さなければなりません。

女性が肌を覆い不自由なのでは⁈と思われがちですが男性を誘惑から守り女性も性的被害から守る双方をいたわるルールなのです。

 

肌を隠す布の種類もたくさんありますが、一般的にはヒジャブです。近年では、戒律の規制はありますが様々な色や柄がありファッションとしても受け入れられ女性は布や巻き方でおしゃれを楽しんでいます。また、強い日差しから肌や髪を守るという理由もあります。

他にもこんな戒律に気を付けよう!

他にも観光や移住生活の中で気を付けたい戒律がイスラム教にはまだまだあります。

  • 左手は不浄なもの、握手や物の受け渡しは右手を使用。
  • 人差し指で指すことは失礼なこと、親指を使用。
  • 頭は神聖な部分、子供でも頭を撫でない。

実際このような行動は、無意識にやってしまいがちなことで守れなかったとしても外国人だから宗教が違うから仕方ないと寛容に見てくれますが、郷に入れば郷に従えと言いますので、気にかけてみましょう。

 

イスラム教以外の宗教も知っておこう

マレーシアではマレー系のイスラム教徒以外に中華系・インド系の人種の方もいます。それぞれが、個々の宗教を信仰し生活しています。

人口の25%を占める中華系の宗教は仏教・キリスト教です。チャイナタウンは、全体的に仏教の文化が残っていてカラフルなお寺もあります。中には、キリスト教徒もいて目立たなく小さいものではありますが街の中に教会もあります。

人口の10%弱のインド系の宗教はヒンドゥー教です。少数派なのでイスラム教徒(ムスリム)に改宗する人もいるみたいです。ヒンドゥー教は、牛は食べませんが少数派だからなのかイスラム教のノンハラムフードの豚肉のようにスーパーの売り場で場所が分けられていることはありません。

こんな人には環境が厳しい⁈

1ヶ月イスラム教国家で生活していて思ったのは、やはり宗教上の違いは仕方ないのですがアルコールを飲む人や休日や週末また仕事終わりの息抜きにナイトライフを楽しみたい方には少し窮屈さを感じてしまうかもしれません。場所や地域にもよりますが、今回滞在したマレーシア第二の都市とされるジョホールバルではそれを感じました。アルコールを置いてある飲食店も少なく娯楽はあるものの、映画館やゲームセンターゴルフなどで普通に仕事終わりの1杯や外食での1杯なんていう息抜きが難しいです。

日常の生活の中でアルコールを飲む習慣がある方には少し厳しい環境になってしまうかもしれません。

マレーシアの中でもクアラルンプールなら無難

お酒好きナイトライフを楽しむならクアラルンプールやリゾート地区がおすすめです。もちろんお酒やナイトライフを楽しんでいる人にマレー系のイスラム教徒(ムスリム)の人はいませんが、クアラルンプールや離島などを含めたリゾート地区では観光客が多いせいかアルコールを販売しているところも多く、深夜まで音楽を流し営業しているバーやレストランがあります。実際、私もクアラルンプールと離島のランカウイ島を訪れた際にそう感じました。イスラム教国家でも地域によって宗教の度合いが多少違ってくるのかもしれません。

まとめ

色々な戒律があるイスラム教国家のマレーシアですが、他民族・多宗教国家でもありそれぞれの人種の文化や宗教を無理やり1つに統合することなく、お互いを尊重しあい共存する国家はとても新しくて魅力的な国だと思います。日本人には考え難い戒律のイスラム教でもなぜそのような決まりや教えがあるのか意味をちゃんと理解すればまた違った見方でその人種を理解することもできます。

他民族・多宗教国家で外国人の私たちが宗教上タブーなことをしてしまっても寛容にマレーシアの方がみてくれるとしても、訪れる国の最低限の文化・習慣・宗教は知っておくという敬意をはらい訪れたいものです。

今アジアで注目されている魅力的な国マレーシア旅行をお考えの方はこちらから。

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